「何でも口に入れちゃう…」とお悩みの小型犬へ。
本記事では誤飲の原因・危険アイテム・応急処置・環境づくり・しつけ・おすすめグッズまで、“今日からできる” 形でまとめました。
小型犬が誤飲しやすい理由(基礎知識)

要因 | 具体例 | ポイント |
---|---|---|
好奇心&口で確認 | 子犬期(0〜1歳)が最多 | 約3割が1歳未満で発生 |
体が小さく腸が細い | 小腸径 ≒1 cm | 小物でも詰まりやすい |
床に近い生活圏 | 落ちたボタン・石など | 掃除&片付け必須 |
人の生活用品の増加 | ティッシュ/電池 etc. | 室内飼育でリスク増 |
危険アイテム ★ チェックリスト

- 家庭小物:ボタン/画鋲/輪ゴム/電池/針・糸
- 日用品:ティッシュ/ビニール袋/靴下/壊れた玩具
- 食品:チョコ・ネギ類・ぶどう・キシリトール・串や骨
- 薬品・化学物質:人の薬/殺鼠剤/洗剤・漂白剤
- 有毒植物:ユリ/スズラン/ポトス など
- ゴミ箱の残飯:腐敗食品・骨・ティッシュ
「床に落ちていなければ誤飲ゼロ」
犬目線で室内を見直し、小物は引き出しへ。
誤飲が引き起こす健康被害

障害 | 主な症状 | 危険度 |
---|---|---|
腸閉塞 | 嘔吐/食欲不振/腹痛 | ★ ★ ★ |
腸穿孔 | 血便/腹膜炎 | ★ ★ ★ ★ |
中毒症状 | 震え/黄疸/けいれん | ★ ★ ★ ★ |
窒息 | 呼吸困難/チアノーゼ | ★ ★ ★ ★ ★ |
愛犬が誤飲したかも…そのときどうする?

- 状況確認:何を/どれだけ/いつ飲んだかメモ
- 獣医師へ電話:自己判断で吐かせない
- 安静搬送:走らせない・無理に取り出さない
- 病院で検査:レントゲン/エコー/血液検査
- 処置:催吐/内視鏡/開腹手術/解毒
NG 応急処置:塩水・牛乳・オキシドールで催吐、喉に手を突っ込む → さらに悪化します。
留守番・目を離すときの環境づくり

- ゾーニング:サークル+ベビーゲートで侵入禁止エリア
- クレート習慣:「ハウス」で安心して待機
- フタ付きゴミ箱:キッチンは二重蓋&高所設置
- 床の徹底片付け:小物・靴下・子ども玩具を即収納
- ペットカメラ:監視は補助、基本は物理的リスク排除
しつけのコツ|「噛んでいい」「ダメ」を教える

交換トレーニング(「ちょうだい/出せ」)
口にした物を自主的に放した瞬間に即おやつ → 「放す=良いこと」学習。
「オフ」「待て」のコマンド強化
鼻先におやつ → 「オフ」で一旦距離を取れたらご褒美。
慌てて追わない
追いかけると飲み込むスイッチが入る。まずは交換で誘導。
安全なおもちゃを十分に与える
丸呑みできないサイズ・壊れにくい素材を選び、壊れたら即処分。
誤飲防止グッズ比較
カテゴリ | 仕組み | 価格目安 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|---|
苦味スプレー | 苦味で噛み抑制 | ¥1,000〜3,000 | 家具・コードに◎ | 乾くと効果減/慣れ対策にローテ |
早食い防止ボウル | 凸凹迷路で速度低下 | ¥1,000〜4,000 | 吐き戻し・丸呑み防止 | 洗い残し注意/軽量は転倒対策 |
バスケット口輪 | 拾い食い物理遮断 | ¥1,000〜4,000 | 散歩時の即効策 | 慣らしトレーニング必須 |
よくある Q&A
まとめ
- 環境整備 × しつけ × 早期対応 が誤飲ゼロの近道
- 「拾わせない環境」と交換トレーニングでリスク激減
- 万が一は即・獣医師連絡 → 指示に従う
今日からできる小さな対策が、愛犬の命と家計を守ります🐾
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