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    愛犬の迷子対策ガイド|迷子札・マイクロチップ・GPSの選び方

    迷子後は発見率が激減—装着は事前必須!

    はじめに:迷子犬の現状を知っていますか?

    毎年、多くの犬が保護施設に収容されています。
    令和5年度(2023年4月〜24年3月)の自治体統計では、全国で 19,352頭の犬が引き取られました。そのうち飼い主の元に戻れたのは 7,341頭(返還率 37.9%)だけ。つまり 約6割の迷子犬が二度と家に帰れない のが現実です。
    迷子は「うちの子に限って…」では済みません。この記事では、迷子になる主な原因・3大ID(迷子札/マイクロチップ/GPS)比較・愛犬に合う組み合わせをわかりやすくまとめました。

    区分頭数飼い主へ返還返還率
    19,352頭7,341頭約37.9%

    迷子が起きる主なシーン

    1. 散歩中のリード抜け(興奮・驚き・首輪のゆるみ)
    2. 災害・地震時のパニック脱走
    3. 玄関やベランダのすき間から飛び出し

    最初の 24時間 を逃すと発見率は急激に下がると言われています。備えは “前もって” が鉄則です。

    3大ID 徹底比較

    ① 迷子札(ネームタグ)

    • メリット:安価・装着が簡単・発見者が即連絡可
    • デメリット:外れやすい/刻印摩耗・個人情報の露出
    • 推奨記載:犬の名前(呼び名)/電話番号/市区町村

    ② マイクロチップ

    • メリット:外れない・半永久/法改正でブリーダー装着義務化(2022~)
    • デメリット:読取リーダー必須・登録情報の更新手間
    • ポイント:装着後は所有者情報の登録&転居時更新を忘れずに

    ③ GPS トラッカー

    • メリット:リアルタイム追跡・アプリ通知・移動履歴
    • デメリット:本体重量/バッテリー管理/月額通信料
    製品重さ稼働時間※防水月額
    Tractive GPS約35g〜7日IPX7約500円〜
    TrackiPet約30g〜5日IP67約660円
    ※節電モード併用時の目安。使用環境で変動します。

    あなたの愛犬に合う組み合わせ早見表

    ライフスタイル推奨装備理由
    完全室内・散歩短時間迷子札+マイクロチップ最低限の身元証明+外れない備え
    アウトドア派・旅行多め迷子札+マイクロチップ+GPS行動範囲が広い → 即時追跡が重要
    シニア犬大きめ文字迷子札+マイクロチップ視力・聴力低下で呼び戻し困難

    装着&メンテナンスチェックリスト

    • 首輪のサイズは適切か(指2本入る余裕)
    • 迷子札の刻印・QRコードは読める?
    • GPS バッテリーは週1回確認
    • マイクロチップ登録情報は転居・電話変更時に更新

    もし迷子になったら:初動 5 ステップ

    1. 逃走方向を確認し、写真&特徴メモを持参
    2. 半径500mをジグザグ捜索
    3. 保健所・警察・動物病院へ即連絡
    4. SNS/迷子掲示板に投稿(写真+連絡先)
    5. チラシ作成 → 近隣ポスター掲示・ポスト投函

    実例から学ぶ「やっておけば…」

    ◆ケース1: 公園で逃走→翌日チップ番号で警察から連絡。
    マイクロチップを入れていて本当に良かった」と飼い主が号泣。

    ◆ケース2: 迷子札だけで数時間後に帰還。
    発見者が首輪の電話番号へ直通連絡できた。

    まとめ:迷子対策は“先手必勝”

    今日から 1 分でできる 3 ステップ!
    ① 迷子札を確認・更新
    ② マイクロチップ登録情報を最新に
    ③ GPS 導入を検討し、アプリを設定

    「うちの子だけは大丈夫」という油断は禁物。事前の備えで愛犬の“ただいま”を守りましょう。

    参考資料

    • 環境省「犬・猫の引取り及び処分の状況」(令和5年度)
    • 日本獣医師会「マイクロチップガイドライン」
    • 各 GPS メーカー公式サイト(Tractive / TrackiPet ほか)
    • 民間調査:マース ジャパン「飼い主のいないペット現状プロジェクト」
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