夏のレジャーといえば海🌊。
でも「塩水」「熱い砂」「砂の誤食」はワンちゃんにとって要注意ポイント。
うっかりすると下痢・脱水・肉球やけどなどトラブルが起きることもあります。
この記事では獣医さんが勧める安全対策を、わかりやすくまとめました。
◆ 海ならではの3大リスク

リスク | 起こりやすい症状 | 応急処置 |
---|---|---|
塩水の飲みすぎ | 嘔吐・下痢・ふらつき | 真水を飲ませて日陰休憩→獣医へ |
砂の誤食 | 食欲不振・便秘・腹痛 | 無理に吐かせず獣医でX線確認 |
熱い砂 | 肉球の赤み・ひび割れ | 真水で冷却→保湿バーム→必要なら受診 |
◆ 出発前チェックリスト

- 狂犬病&混合ワクチンは最新?
- 迷子札 or マイクロチップを装着
- 真水2L+折りたたみボウルを持参
- ペットOKのビーチか事前確認
◆ ビーチでの安全ルーティン3ステップ

1|日陰基地を作る
- ポップアップテント+クーリングマットで涼しい休憩所
- UVカットウェアで日焼けガード
2|30分おきにクールダウン
- 体と肉球を真水でサッと流す
- 飲み水をこまめにオファー
3|砂&塩を持ち帰らない
- 帰宅前に携帯シャワーで全身リンス
- 家に着いたらもう一度シャンプーで完全オフ
◆ 早めに気づく4つのサイン

- いつもよりパンティング(ハァハァ)が速い
- 足をかばう・座りこんで歩きたがらない
- 嘔吐・下痢・お腹を丸めて痛そうにする
- 目がうつろ、呼んでも反応が鈍い
◆ おすすめグッズ早見表
カテゴリ | 例 | 役割 | 使うタイミング |
---|---|---|---|
ライフジャケット | Ruffwear™ Float Coat | 浮力+目立つ色 | 遊泳中 |
UVカットウェア | Hurtta Sun | 日焼け・虫よけ | 終日 |
携帯シャワー | Longxinye | 真水で砂・塩オフ | 遊び後 |
クーリングマット | Coolaroo® Elevated Bed | 体温発散 | 休憩時 |
◆ Q&A
Q. 海水をちょっと舐めただけなら大丈夫?
A. 少量なら問題ないことが多いですが、嘔吐やふらつきが出たらすぐに動物病院へ。
Q. 砂浜は白いから熱くないよね?
A. 白砂でも50℃近くになる例があります。
手の甲で5秒テストして熱ければ靴やバームで保護しましょう。
◆ まとめ|“塩水・砂・日差し”を制して楽しい海時間を!

- 日陰+こまめな真水で脱水と塩水中毒を防ぐ
- ライフジャケット&長めリードで安全に遊泳
- 帰る前の全身シャワーで砂と塩をゼロに
この3つを守れば、初めてのビーチも安心して楽しめます。
愛犬と最高の夏の思い出を作りましょう!
参考文献
- American Kennel Club「Is It Dangerous for Dogs to Drink Salt Water?」
- Gower Veterinary Surgery「Saltwater Poisoning in Dogs」
- Australian Dog Lover「Warning about Sand Ingestion in Dogs」
- AAHA「Walking on Sunshine — Paw Protection Tips」
- FOUR PAWS「Beach Safety for Dogs」
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