“短足牧羊犬の元気印”──愛らしい桃尻とキュッと詰まった胴長ボディ、
そして抜群の作業意欲で世界中にファンを持つ犬種です。
明るく社交的ですが吠えやすさ&腰への負担に注意が必要!
◆ 基本データ

- 原産国:イギリス(ウェールズ)
- 体高/体重:25〜30cm・10〜12kg※1
- 寿命:12〜15年※2
◆ 性格・気質

陽気・好奇心旺盛・作業意欲◎。
牧羊犬由来の“吠えて追い込む”本能が残るため、
無駄吠えトレーニングは早期に始めるのが吉。
短足でもスタミナ十分—毎日30〜60分の運動でご機嫌キープ!
🐾 コーギー豆知識

- 妖精のそり犬?
ウェールズの伝承では「コーギーは妖精やエルフが乗る“そり”を引いていた」といわれ、
肩の模様を “フェアリーサドル” と呼ぶことも。 - “プリプリ尻”は牧羊仕様
胴長&低重心で牛に蹴られにくいため、カカトを軽く噛んで追い込む牛追い作業に最適。 - Pembroke vs Cardigan の違い
ペンブロークは尻尾が短い/カーディガンは長い+骨太。
「尻尾の有無」で見分けるのが一番簡単。 - 英国王室ゆかり
エリザベス女王といえばコーギー。生涯で30頭以上を飼育し“ロイヤルコーギー”は世界的に有名。 - 犬のIQランキング11位※Stanley Coren (1994)
しつけの吸収が早い一方、刺激不足で吠えやすい一面も。頭脳ゲームで発散を!
◆ お世話ポイント

項目 | 目安 | ひとこと |
---|---|---|
運動量 | ★★★☆☆ | 散歩30分+知育遊び |
ブラッシング | ★★★☆☆ | 週2〜3回/換毛期毎日 |
しつけ易さ | ★★★★☆ | フード報酬で吸収◎ |
かかりやすい病気 | 椎間板ヘルニア・変性性脊髄症・肥満 | 後述▼ |
◆ 特に気を付けたい病気 TOP3

- 椎間板ヘルニア (IVDD)
胴長短足で腰に負荷大。
段差スロープ設置・体重管理・抱き上げ時は腰を支える。 - 変性性脊髄症 (DM)
後肢から進行的に麻痺。
遺伝子検査済みラインを選ぶ/症状が出たら早期リハビリ。 - 肥満
食欲旺盛+短足で代謝低め。
1日カロリー計算・おやつはフードの10%以内。
◆ 飼いやすさ総評

初心者向き度 ★★★☆☆
陽気で賢く家族愛◎。
ただし吠えやすさ&腰トラブルを抑える工夫は必須。
運動と体重管理をゲーム感覚で楽しめるなら、
コーギーは最高のパートナーになります!
参考文献
- FCI Breed Standard No.39 Welsh Corgi Pembroke
- JKC 犬種図鑑「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」
- American Kennel Club Breed Info「Pembroke Welsh Corgi」
- VCA Hospitals「Pembroke Welsh Corgi Breed Information」
- PubMed「Prevalence of Intervertebral Disc Disease in Corgis」
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