最終更新:2025年6月22日
「最近、散歩の途中で座り込むことが増えた…」
そんな小さなサイン、見逃していませんか?
犬の関節トラブルは、気づいた時には進行していることが多いもの。
そこで今回は、関節トラブルの原因から対策・サプリ比較まで
まるっと分かるガイドをお届けします。
この記事で分かること
- 犬の関節トラブルが起きる3大原因
- 年齢・体重別「関節炎リスク」チェックリスト
- 関節サプリの主成分5種の効果と安全性
- 症状レベル別ケア法(食事・運動・物理療法)
- 獣医監修!おすすめサプリ比較表
- シニア期に備える自宅リハビリ&滑り止め対策
「まだ若いから大丈夫」と思っていませんか?
関節軟骨は3歳でピークアウトすると言われ、
以降は徐々にすり減っていきます。
本記事では原因・症状・ケア・サプリ選びまで網羅し、
今日からできる“予防メンテ”を徹底解説します。
犬の関節トラブルが起きる3大原因

- 肥満:体重1㎏増で前足に約3㎏の負担増
- 遺伝:大型犬に多い股関節形成不全など
- 過度な運動:急なボール遊び・階段昇降の繰り返し
上記リスクを複合的に抱えると発症確率が跳ね上がるため、
早期からの体重管理と環境調整が不可欠です。
年齢・体重別「関節炎リスク」チェックリスト

年齢 | 小型犬(〜10㎏) | 中型犬(10〜25㎏) | 大型犬(25㎏〜) |
---|---|---|---|
〜2歳 | 低 | 中 | 中 |
3〜6歳 | 中 | 中 | 高 |
7歳〜 | 高 | 高 | 非常に高 |
✔ 当てはまる項目が「高」以上の子は、
今日からケアを始めて軟骨の摩耗を抑えましょう。
関節サプリ主成分5種の科学エビデンス

- グルコサミン:軟骨基質の原料。経口摂取で軟骨保護に寄与
- コンドロイチン:水分保持・弾力維持。グルコサミンとの併用◎
- MSM(メチルスルフォニルメタン):抗炎症&痛み緩和
- 緑イ貝エキス:オメガ3系脂肪酸が抗炎症作用を強化
- ヒアルロン酸:関節液の粘度向上。潤滑性UP
上位4成分を組み合わせた多成分サプリが近年主流。
単成分のみより相乗効果が期待できます。
症状レベル別ケア法(食事・運動・物理療法)

- 軽度:適正カロリー制限、散歩は短め+平坦路
- 中度:抗炎症サプリ導入、ウォータートレッドミルなど低負荷運動
- 重度:獣医師処方薬+レーザー治療、バリアフリー環境整備
関節サプリ比較表
商品名 | 主成分 | 本体価格 | 1日コスト | 続けやすさ | リンク |
---|---|---|---|---|---|
アンチノールプラス (Vetz Petz) | 緑イ貝脂肪酸(PCSO-524™) +ビタミンE | 6,930円(税込)/60粒(30日分) | 約231円 | ◎ ソフトカプセル/嗜好性高め | 詳細を見る |
みちのくファーム 関節サポート粉末100g | グルコサミン・コンドロイチン・MSM(各40%以上) | 2,680円(税込)/100g | 約89円(小型犬目安) | ◎ 無味粉末タイプ/混ぜやすい | 詳細を見る |
毎日散歩 グルコサミン&イミダゾールペプチド (ウィズペティ) | グルコサミン、コンドロイチン、MSM、緑イ貝、Ⅱ型コラーゲン、イミダゾールペプチド他 8成分 | 2,414円(税込)/60粒(15g) | 約80円(体重10㎏/1日2粒) | ○ 錠剤・チキン味/与えやすい | 詳細を見る |
※価格は公式サイトまたは一般通販価格(2025年6月時点)を元に記載。定期初回はさらに割引がある場合あり。
自宅でできるリハビリ&環境改善5選

- ラグ・カーペット:滑り止めで関節負荷を軽減
- ステップスロープ:ソファやベッドの昇降補助
- バランスディスク:体幹強化エクササイズ
- 温熱パッド:血行促進で痛み緩和
- 体重管理ノート:週1の測定で肥満を防ぐ
よくあるQ&A(抜粋)
- サプリはいつから始めるべき?
-
リスクが「中」以上なら3歳から予防目的でOK。症状が出ている場合は早急に導入。
- サプリと薬の併用は安全?
-
ほとんどの場合は併用可能ですが、NSAIDs使用中は獣医師に確認を。
まとめ

関節ケアは「痛みが出る前」に始めるのが最良。
今日からできる体重管理とサプリ習慣で、
10年後も軽やかに歩ける未来を守りましょう。
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