アスファルトは真夏だと60℃を超えることもあり、
見た目よりずっと熱くなります。
肉球は人の素足よりデリケート──火傷をすると水ぶくれや痛みで
歩けなくなるケースも。
この記事では「温度チェック → 散歩時間 → ケア」の3ステップで
ワンちゃんの大事なパウを守る方法をわかりやすく解説します。
◆ なぜアスファルトは危険?

- 25℃の外気でも路面は52℃に達するデータも
- 30℃の外気で路面62℃──1分で火傷ライン
- 午前10時~午後4時は特に高温
🔑 ポイント
靴なしで5秒触れない地面=犬も歩かせない
これが“5秒ルール”です。
◆ 肉球を守る3ステップルーティン

1|散歩前:温度チェック&時間帯選び
- 5秒ルール:手の甲を地面に当てて熱ければNG
- 早朝(〜8時)or 夜(19時以降)がベスト
- 温度ガンを1つ持つと安心
2|散歩中:ルートと装備でダメージ回避
- 日陰・芝生ルートを優先
- ドッグシューズやクールバンダナを活用
- こまめな給水+足裏ミストでクールダウン
3|散歩後:クールダウン&保湿ケア
- ぬるま湯で足を軽くすすぐ
- タオルで水気を取り保湿バームを薄く塗る
- 赤み・ひび割れがあれば早めに獣医さんへ
◆ 早期サインを見逃さない

- 歩きたがらない・足をかばう
- 肉球をしきりに舐める
- 赤くなる・水ぶくれが見える
応急処置は常温の水で10分冷却 → 動物病院が基本。
氷水は逆に血行を下げるので避けましょう。
◆ おすすめグッズ早見表
カテゴリ | 例 | 役割 | 使うタイミング |
---|---|---|---|
ドッグシューズ | Ruffwear™ Grip Trex | 熱+小石ガード | 散歩中 |
パウバーム | Musher’s Secret | 保湿&バリア | 散歩前後 |
赤外線温度計 | Non-Contact Thermo | 地面温チェック | 散歩前 |
足洗いカップ | Dexas MudBuster | 汚れ&バクテリア除去 | 散歩後 |
◆ Q&A
- 肉球用ワックスだけでシューズは不要?
-
ワックスは軽度の保護。50℃超えの路面ではシューズ+ワックスの二重対策が安心です。
- 靴を嫌がる場合は?
-
家の中で1分→3分→5分と徐々に慣らす。
おやつで“靴=いいこと”と覚えさせましょう。
◆ まとめ|“5秒ルール+装備+ケア”で肉球を守ろう

- 地面を5秒テストして熱ければ散歩時間変更
- 日陰・芝生コースを選び、シューズや保冷アイテム活用
- 散歩後の洗浄&保湿でダメージをリセット
この3ステップで、暑い夏でも
ワンちゃんの大切な肉球を守り抜きましょう!
参考文献
- ピースワンコ・ジャパン「夏のお散歩は要注意!肉球トラブル解説」(獣医師監修・2025)
- FOUR PAWS「Hot Asphalt: A Danger to Your Dog’s Paws」
- AAHA「Walking on Sunshine—Paw Protection Tips」
- The Sun × Pet Health Club「Hidden Danger Hour: Vets Warn of 50℃ Pavements」
- AKC「How to Protect Dog Paws From Hot Pavement」
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